事業領域
環境に配慮した
製品づくり
BUSINESS ENVIRONMENT
環境変化と事業環境
について
01
環境配慮型経営へのシフト
脱炭素社会や持続可能な社会の実現に向け、企業が環境配慮型経営へシフトすることは社会的責任の一つとして避けられないものとなっています。重要なのは、ただ環境問題に取り組むだけでなく、環境に配慮しながら企業価値も高めていくことです。当社でも、CO2排出低減に直結する次世代エネルギー(グリーンLPG、水素など)への取り組みを始めています。
02
2050年
カーボンニュートラル宣言
2010年10月、政府は2050年までにカーボンニュートラルを目指すと宣言しました。しかし、これを実現するにはあらゆる業界の企業一社一社の努力が不可欠です。ガス業界では、ガスの安定供給・保安を確保しながら、脱炭素社会の実現に向けた研究開発や経営方針の転換が進んでおり、この動きは今後ますます加速していくでしょう。
03
環境配慮ニーズの高まり
環境への意識が全世代で⾼まっています。サステナビリティを意識した価値観は消費行動にも表れており、環境配慮型の製品やサービスは企業イメージの向上にもつながります。「環境や社会に良いものを選ぶ」ことが、これからの価値基準の一つになっていくと考えられます。
TO REDUCE CO2
CO2排出量削減に
向けた取り組み
取り組み01
「Zeroboard(ゼロボード)」を
活用した
CO2削減活動の取り組み
温室効果ガス(GHG)排出量を算定・可視化できるクラウドサービスZeroboardを活用し、原料調達から廃棄までのガスメーターの製造におけるCFP※を算定。高度な専門的知見に基づくメンバーからの支援を受けながら、算定精度の向上やCFP値を基にしたCO2削減活動などに取り組んでいます。脱炭素社会の実現に向けて、これからも様々な研究・開発を重ね、カーボンニュートラルな社会の実現を目指します。
CFP・・・Carbon Footprint of Productsの略称。商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルまでの全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算し、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み。
取り組み02
無駄がなく環境に優しい
小型の超音波式スマートメーター
従来の膜式メーターは10年ごとに修理し、30〜40年間使用します。そのため、10年で新品へ買い替えとなる超音波式スマートメーターは、環境に良くないと思われがちですが、そうではありません。小型の超音波式スマートメーターは、膜式メーターと比べて製造部品の種類・点数が圧倒的に少なく、製造工程や生産過程でのCO2排出量を大幅に削減できます。さらに、使用済みのメーターは廃棄せずリサイクルされるため、無駄がなく環境に優しいガスメーターなのです。
膜式と超音波式の比較
部品種類 |
約63%削減 |
---|---|
部品点数 |
約65%削減 |
質量 |
約36%削減 |
体積 |
約42%削減 |
取り組み03
メーター単位ではなく、
部品単位でのリサイクルで
CO2排出量を削減
ガスメーターのリサイクルは部品単位で行っています。回収されたガスメーターは、産業廃棄物処理業者によって部品ごとに細かく分別され、それぞれの素材に応じて適切に処理されます。再生資源としての可能性を最大限に活かしています。
ガスメーターのリサイクルの流れ
STEP
01
引き渡し
使用期限が過ぎたメーターを産業廃棄物処理業者へ
STEP
02
分解&分別
ガスメーターを分解し、部品毎に分別
STEP
03
リサイクル
素材に応じた処理をし、再生資源としてリサイクルしたり、燃料として燃やして再利用
リサイクルの例
材料種別 | 廃棄方法 |
---|---|
アルミダイカスト |
溶解、インゴット成形 |
電子回路(電池無し) |
精錬業者売却、粉砕し金属取出し |
樹脂成形品 |
RPF(固形燃料) |
コルクラバーパッキン |
RPF(固形燃料) |
ねじ・鉄 |
鉄屑回収業者へ有価売却 |
ガラス |
焼却(熱回収、汚泥の乾燥) |